うちゅうのくじら

そりゃあもういいひだったよ

読書メモ

「子どもの宇宙」/河合隼雄-子どもの無限の広がりと深さ-

ことばを聞こうとしているのではない、裸のたましい ひとりひとりの子どもの内面には広大な宇宙が存在することを、大人はつい忘れがちである 時々子どもは、親にとって一見不可解な質問をしたり、遊びや行動をすることがある。 それをただ「子どものすること…

ひとはなぜ戦争をするのか(A・アインシュタイン/S・フロイト)

争いも、人類の数も減っていく未来世界 はじめに 人類を戦争から解き放つことができるのか。 背景 「今の文明においてもっとも大事だと思われる事を、最も意見を交わしたい相手と書簡を交わしてください」 人間の攻撃性を完全に消し去ることなどできない。 …

リスの本集め

以前のブログで「幻魔大戦」が読みたくなったと書いたが、結局1巻だけAmazonで買ってみた。劇画のようなタッチの濃ゆい背表紙が懐かしすぎる。 ついでに気になってた本も買った。 「人間失格」は、むしょくになった時、頭の中にこの言葉がふんわりと浮かんで…

本は買って読め、家は借りて住め

欲望の余韻 子供のプール熱が移ってしまい、しばらくダウンしていた。 息子はすでに元気全開で、TV電話のたびに「クレーン車買ってきて」「ポプコーンもいる(ポップコーンと言えない)」「スポーツカーもね」と全力で欲望をぶつけてくる。もちろん買わない…

「月とあざらし」小川未明

悲しみをやさしく照らす光「月とあざらし」 「どこかで、私のかわいい子供の姿をお見になりませんでしたか?」 我が子を失った親の悲しみと苦しみは普遍的なものである。 いかんともしがたい喪失感と、それでも自分は生きているという過酷な現実に直面すると…