うちゅうのくじら

そりゃあもういいひだったよ

2024-01-01から1年間の記事一覧

ぼくは、はるのこ

死んでしまったお父さんが、子猫になりこっそり見守る、という設定(AI生成) 外に出ると日に日に風がやわらかくなってきてるので、もうすぐ春がやってくるなあと思う。 昔から、冬の終わりと春の初めくらいの境目に吹く風が好きで、春になると意味もなく散…

「子どもの宇宙」/河合隼雄-子どもの無限の広がりと深さ-

ことばを聞こうとしているのではない、裸のたましい ひとりひとりの子どもの内面には広大な宇宙が存在することを、大人はつい忘れがちである 時々子どもは、親にとって一見不可解な質問をしたり、遊びや行動をすることがある。 それをただ「子どものすること…

不登校時代のバイブル-ズッコケ三人組-

ズッコケ続けるかつての少年たち ズッコケ三人組とは児童文学の人気シリーズで、かつて私が読みふけっていた愛読書だった。私は学校が嫌いで、いわゆる不登校児であった。しかし、学校そのものが嫌いなわけではないのである。私自身も自分の心の動きというも…

恥を知ること-カラマーゾフの兄弟/ドストエフスキー-

カラマーゾフの兄弟を再読しているのだが、父フョードルのこういうセリフが出てくる。 「わたしゃいつも、どこかへ行くと、自分がだれよりも卑劣なんだ、みなに道化者と思われているんだ、という気がしてならないのです。それならいっそ、本当に道化を演じて…