- 今でも覚えているねこの詩
小学3年生のときの担任の先生が、学級通信に時々「詩とメルヘン」という雑誌から抜粋した詩とイラストを掲載していた。
今でも覚えているのが、潮干狩りをする猫の詩である。
「どうか貝がみつかりませんように」とその猫は祈りながら潮干狩りをし、「どうか魚がつれませんように」と祈りながら魚釣りをする。
結局その日は貝も魚もとることができなかったが、猫は「ああよかった」と胸をなでおろして帰路につく、という詩だったはずだ。
もう30年くらい前のことなのに、なぜか知らないが、その詩とイラストのことはずっと脳裏に焼き付いている。無意識にそういう世界にあこがれているのかもしれない。
社会やシステムには逆らわないけど、同化はしない的な。
- 詩とメルヘン
詩とメルヘンはやなせたかしが編集長で、調べたところによると、1973年に創刊、2003年に休刊している。
多くの日本人にとって、やなせたかし=アンパンマンであると思うが、この「詩とメルヘン」には「怪傑アンパンマン」というアンパンマンの原型のようなストーリーが掲載されていたこともある。
- 担任の先生
その先生は今はプロの画家、イラストレーターとして活躍している。
以前京都で個展をした際に会いに行ったら、覚えてくれていてすごく喜んでくれた。せっかくむしょくなわけだし、また会いに行ってみようかな。
その詩のことも聞いてみたい。
◇詩とメルヘン
◇詩とメルヘンについて(Wikiより)
『詩とメルヘン』(しとメルヘン)は、1973年5月に創刊され、2003年8月に休刊した文芸誌。発行はサンリオ、編集長はやなせたかしで、通算で385号まで刊行された。
「読者層は十才から九十才ぐらいまで」を対象とし[8]、素人である一般の読者に投稿してもらった詩や童話に、プロのイラストレーターが絵をつけるという編集を特徴とした。1976年から「詩とメルヘン賞」が創設され、1981年からは「イラストコンクール」が開催された[4]。
2003年に休刊したが、後継誌『詩とファンタジー』が2007年よりかまくら春秋社から刊行された[9]。
高知県香美市の「香美市立やなせたかし記念館」には「詩とメルヘン」の表紙原画他を収蔵した施設である「詩とメルヘン絵本館」がある。